2008-01-01から1年間の記事一覧

消費貸借

●消費貸借とは、金銭の貸し借りのように、借りた物それ自体は借主が消費し、後日これと同種・同質・同量の物を貸主に返還するという契約をいう。 当事者の一方(借主)が種類、品等及び数量が同じ物をもって返還をなすことを約して相手方(貸主)より金銭そ…

履行遅滞

●意義 履行遅滞とは、履行が可能なの、履行期が過ぎても履行をしないことをいいます。たとえば、家屋の売主が約束の引渡期日に引渡しをしない場合が履行遅滞です。 ●効果 債務者が履行遅滞になると、債権者は債務者の財産に強制執行を行うこと、契約の解除な…

遺産分割の方法

遺産分割の基準・遺産分割の方法(遺産分割協議) 遺言で各相続人の取得する財産が具体的に特定されている場合は、遺産分割協議は不要ですが、遺言に取得財産が包括的に定められている場合(例:長男に2分の1、次男に2分の1)や、遺言がなく法定相続によ…

農地法指定の許可

農地の転用制限(農地転用許可基準・農地法)農地を農地以外の目的に利用する(これを、「農地の転用」と呼ぶ。)場合に課せられる制限をいう。農地法では、土地利用の調整と優良農地確保のために、農地転用に当たっては、原則として農林水産大臣または都道…

94虚偽表示

①相手方と通じてした虚偽の意思表示は、 無効とする。 ②前項の規定による意思表示の無効は、 善意の第三者に対抗することができない。【第三者の意義】 *虚偽表示の申請者又はその一般承継人以外のものであって、 その表示の目的につき法律上利害関係を有す…

93心理留保

(心裡留保) 第93条 ●意思表示は 表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても、 そのためにその効力を妨げられない。●ただし、 相手方が 表意者の真意を知り、又は知ることができたときは、 その意思表示は、無効とする。【代理権の乱用】 ●代…

369抵当権の内容

●抵当権者は、 債務者又は第三者が 占有を移転しないで 債務の担保に供した不動産について他の債権者に先立って 債権の弁済を受ける権利を有する。●地上権及び永小作権も 抵当権の目的とすることができる、 この場合においてはこの章の規定を準用する。◎目的…