見るは大丸、買うはダイエー

中内 功 生涯を流通革命に献げた男 (中内功シリーズ)


M&Aというのはこちらに人材が育っていないからm&Aやって、人材のパワーも生かすところに効果があると思うんだよね。ところがM&Aで資金力でとったらから、次は従わせるために圧力をかける。そしたら人間が去っていく。こちらに人材がなかったらできません。

中内さんと私として
伊藤雅俊さんや岡田卓也さん、ライフの清水さん、ユニーの西川さんが寄稿しています。タイトルに偽りはないです。まさしく、「生涯を流通革命にささげた男 中内功」が500ページにわたり記載されています。大きく3つの章だてがされています。1章は、「中内功を語る」110ページ、中内潤さんが中内功さんについて、インタビューに答えています。初めて拝読する話も多くありました。2章は、「実像の中内功」として、250ページ。中内功さんが2005年のなくなる直前に6回にわたって、インタビューに答えておられます。亡くなられたため、未完になっているのが残念です。1.生い立ち、2、戦地での体験、3.戦後の再出発、4、アメリカへのあこがれ、5.わが安売り哲学、6.生活提案産業へと分かれています。晩年のお話が聞けなかったのは非常に残念です。戦中の体験、戦後の闇市の体験、アメリカの文化へのあこがれ、メーカーとの戦いと中内さんの流通革命への道が非常に興味深く拝読できます。
3章は、流通革命の同志の方々がそれぞれ、中内さんを語られております。IYの伊藤さん、AEONの岡田さん、ライフの清水さん、ユニーの西川さんそして、元ダイエーの川さん。
川さんの話は具体的で一読の価値ありです。