読書

5分でわかる!!
あなたのビジネス書読書が問題解決につながらない
たったひとつの理由とその解決策
■ビジネス書を読んでも何も変わらない?
「たくさん本は読むけれど、何かそれで変わったようには感じない。」
そんなことを感じている方がたくさんいらっしゃいます。このレポートを見てくださって
いる方の多くもそうかもしれませんね。
しかしながらビジネス書とは幾多の困難や修羅場を乗り越えてきた人たちが魂を込めて書
かれています。(中にはそうでもないものもありますが…)
そこに凝縮されたエッセンスが役に立たないわけはなく、読者にとって何かしら得るもの
はあるはず。それなのに有効活用できない。
ここには、読書において何か重要な見落としがあるのではないか。
私自身書評ブロガーとして年間400 冊程度のビジネス書を読んでいます。日々の読書を通
じてその原因を探る中である事実に気がつきました。
■問題解決につながらないたったひとつの理由
実はビジネス書読書があなたの成果や問題解決につながらない理由とは、たったひとつの、
それでいてものすごく簡単な理由しかありません。
本に書かれているノウハウを実践しようとして挫折したり、本を読んだときには一時的に
テンションが上がっても後に続かない。
それは何もあなたの能力やスキルに問題があるわけでも、著者が非常に優れているからで
もありません。
原因はこれでした。
■臨場感の魔力
ビジネス書を読んだ後やセミナーに参加した後を思い浮かべてください。やる気に満ち溢
れてこれなら変わることができるように感じたことありませんか?そしてそれは1 週間も
経てばすっかり忘れてしまっている。
私にもありました。
これを私は「臨場感の魔力」と読んでいます。
優れた書き手や話し手は自身の体験を元にぐいぐいと周りを引き込みます。そこにはある
種の一体感が生まれ、まるで皆が同じ体験をしてきたかのような錯覚さえ覚えます。
実はこれがあなたの読書が問題解決につながらない理由なのです。
■あなたはあなたでしかない
臨場感とはとても怖いものです。あたかもその場では自分が体験したかのような状態にな
るので、ものすごい高揚感を感じます。
しかしながらそれが持続することはあまりありません。
なぜなら、どんなに共感したとしてもそこに描かれているストーリーは他人のものだから
です。人ごとなのです。
人間とはやはり自己中心的な存在です。感動しようが共感しようが自分のことでなければ
結局その関心はあっという間に薄れてしまいます。
ビジネス書を読んでも問題解決につながらない人はほぼこの事実に気がついていません。
そして同じことを繰り返すのです。
■ビジネス書を読む意味はあるのか?
ここまで読まれると、「じゃあビジネス書って読む意味ないの?」と思われた方もいらっし
ゃるかもしれません。
結論から言えば、もちろん読む意味はあります。
先にも書いた通りビジネス書から得られるものはかなり大きいです。むしろそれを読み手
である私たちが活用し切れていないだけなのです。
ではどうすればいいのか。その解決策もまた非常にシンプルです。
■あなた自身と本をリンクさせる
解決策はたった一言で表現できます。
それは、あなた自身の話に置き換えること。これだけです。
人の話だから臨場感で終わってしまうのです。
共感したのなら、そこで終わってはいけません。どうして共感したのか、自分自身の過去
と何かリンクするものがないか。それをやってみてください。
そこでリンクするものがあれば、そこからはもうあなたのストーリーです。きっと強くあ
なた自身に残り、あなた自身が変わるきっかけとなるでしょう。
もし何もリンクしなかった。それならばそこはただのいい話だっただけ。そう割り切って
次に進みましょう。少なくともそれがあなたの問題解決にはつながりません。
■読書をする前のたったひと手間があなたを変えます。
最後にこの方法を使ったオススメをご紹介します。
あなた自身の話に置き換えるという作ことを本を買うときにやって見てください。ざっと
本を眺めて頂き、気になる言葉があればどうして気になるかを考えてみてください。
なんとなく買うよりも遥かにあなた自身にとっていい本に出会える確率が高くなります。
読書には時間とお金を投資する必要があります。そしてきっとあなたは忙しい時間の合間
を縫って読書されているはず。投資対効果を最大限に高め、あなた自身がより高いステー
ジにステップアップするためにも、ぜひこの方法を活用してください。
最後までお読み頂きありがとうございました。