税金の世界と社会保険の世界が混在
103万円の壁や130万円の境界線という言葉がある。
103万円とは、税金に関する話であり、130万円とは社会保険に関する話である。
つまり、2つの数字はそれぞれに住んでいる社会が異なり、まったく関連性がない。
●税金：103万円の壁
年収が100万円以下
所得税X 住民税X
年収が100万円を超えて103万円以下
所得税X、住民税○
年収が103万円を超える
所得税○ 住民税○
例）妻のパートの年収が103万円以下、所得税はゼロ、妻は夫の扶養家族になれる。
その結果、夫は、所得税で38万円、住民税で33万円の配偶者控除を受けられる
●130万円の境界線
社会保険（厚生年金と健康保険）の話、130万円とは健康保険と厚生年金の扶養資格を判断する年収基準である。
厚生年金と健康保険はワンセットで単独の加入や脱退はできない。
●妻の年収が130万円以上になると妻は夫の扶養から離れる
